冷蔵庫が壊れてしまった時、あなたならどうしますか?
ぱっと粗大ごみで出してしまおうという方もいるかもしれません。
でも、無料で回収してもらえたらラッキーですよね?
この記事では、そんな壊れた冷蔵庫の効果的な処分方法を取り上げていきます。
冷蔵庫を処分するにあたり、気をつけなければいけないこと。
それは、冷蔵庫は家電リサイクル法の対象製品であるということです。
家電4品目(冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ)から、まだ使える部分や材料を抽出して廃棄物を減少させる、資源の有効利用を促進するための法律。
平成10年6月に制定され、平成13年4月から施行。
冷蔵庫のような大型家電には資源がたくさん含まれているため、リサイクル活動が推進され始めました。
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象製品なので、家電リサイクル券を購入し適切に処理する必要があります。
そのため、壊れた冷蔵庫を自治体の粗大ゴミに出して処分することはできません。
知らずに申し込んでしまう方が多いため要注意です。
個人でリサイクルしようとすると、手続きや搬出をしなければならず手間がかかります。
壊れた冷蔵庫の処分方法は後述しています。仮に冷蔵庫まだ壊れておらず、使用可能なものであれば無料での処分方法はありますが、すでに使用不能な場合はなかなか厳しいでしょう。
ただし、可能性はゼロではありません。
なかには、フリマアプリなどで、壊れていても取り扱ってもらえるケースもありますし、新規購入を検討しているのであれば、家電販売店などで下取りに出す方法もあります。
しかし、利用可能な冷蔵庫に比べ無料回収の確率は圧倒的に下がってしまうでしょう。
それを踏まえた上で、壊れた冷蔵庫の処分方法を以下掘り下げていきます。
回収業者を選ぶ際に十分お気をつけいただきたいことがひとつ。
それは、無料を掲げたり相場より著しく乖離した値段で売り込んだりする悪徳業者です。
人間、「無料」や「格安」などの言葉にすぐ惑わされてしまいます。
そんな心の隙間に入り込もうとする詐欺に騙されてはいけません。
何社かリサーチのうえ比較検討していただき、よく精査してお選びください。
では、その冷蔵庫を効率的に処分するための5つの処分方法を、以下にまとめてみました。
一番わかりやすいのは、その壊れた冷蔵庫を購入した店舗に回収してもらうことです。
その場合、前述の家電リサイクル法の適用となり、対象品目によって処分費用が変わります。
家電リサイクル対象品目を処分する際、必ず発生するのがこのリサイクル料金。
引き取ってもらいたい商品の種類やメーカーなどで、このリサイクル料金の値段は上下します。
今回は壊れた冷蔵庫が対象ですので、以下冷蔵庫にかかる費用の相場を提示しておきますのでご参考までに。
排出場所であるご自宅から指定引取場所までにかかる費用を収集運搬料金といいます。
この収集運搬料金は、各家電販売店でそれぞれ定めており金額が異なりますので、利用される店舗に直接問い合わせてみてください。
販売店に頼まないで直接「指定引取場所」まで運ぶことも出来ます。
このケースですと「収集運搬料」は発生しないので割安です。
その流れをかんたんにご説明します。
指定引取場所に持っていくために必要となるのが「家電リサイクル券」です。
そのリサイクル券を購入する時に必要な情報は2点あります。
これらをメモしておくことをお忘れなく。
次に、郵便局で家電リサイクル券を受け取り記入します。
必要事項すべて記入し終えたら、リサイクル料金の支払いを完了してください。
その際、振込手数料も発生しますが、郵便局・ゆうちょ銀行各支店により若干異なりますので、最寄りの店舗で確認したほうが良いでしょう。
以下、記入方法です。
家電リサイクル券(料金郵便局振込方式)の記入の仕方支払い済み家電リサイクル券と壊れた冷蔵庫の搬出準備が整いましたら、最後に近郊の指定引取場所まで持ち込みます。
都道府県別指定引取場所一覧ここでは現地の係員の指示にしっかりと従ってください。
トラックやフォークリフトなどの出入りが多いため、危険ですので。
そして最後は、家電リサイクル券の控えを持ち帰りましょう。
東京23区内にお住まいの方は、東京二十三区家電リサイクル事業協同組合からの委託による家電リサイクル受付センターのサービスを利用できます。
ただこのサービスも自治体の粗大ごみの「戸別収集」と同様、最低でもご自宅の玄関外まで搬出しなければなりません。
冷蔵庫も大型ですとかなり重いので、ご年配の方や女性は人手があるときにお願いしましょう。
東京23区外でも、似たような取り組みをしている自治体も何か所かあります。
家電リサイクル受付センターや上記の組合では、独自に家電リサイクル券を発行できます。
これ以外の自治体では、直接郵便局で家電リサイクル券を購入しなければいけません。
その点が少し面倒といえるでしょう。
今はフリマアプリ全盛の時代。
メルカリを頂点にラクマやPayPayフリマ、ジモティーなど活気のあるジャンルです。
老舗のヤフオクなども忘れてはいけません。
スマートフォン片手に、サクッと出品や購入ができちゃうのがとても便利です。
かなり大型の家具家電や車なども扱っていますので、上手くいけば高額で引き取ってもらえるかもしれませんね。
手続きなどの準備が面倒。
お金払ってもいいから早く処分してほしい!
という方は、不用品回収業者に一任するのがベストでしょう。
なんといっても運ぶ手間がかからないというのが、一番のメリットではないでしょうか?
ましてや大型の冷蔵庫ともなれば搬出が一苦労。
ご年配や女性の方はもとより、男手にしても最低二人はいないと厳しいのでは?
そんな時はプロの回収業者に、まるまるおまかせです。
壊れた冷蔵庫の処分に関するよくある質問をまとめました。どのように捨てるか決めきれない方はぜひ参考にしてくださいね。
自治体の粗大ゴミとして回収していないケースでも、ゴミ処理センターに直接持ち込むと対応してもらえる地域もあります。
ただし、サイズが大きいものや運び出すのが難しい方にはおすすめできない方法です。
ゴミ処理センターの受付は平日にしか対応してもらえない場合が多いため、あらかじめ自治体のホームページで確認しておきましょう。
冷蔵庫を買い替えるときは、家電量販店に引き取ってもらう方法もあります。
新しい冷蔵庫を運搬するタイミングで、壊れた冷蔵庫を回収してもらえます。
買い替えといっても下取りでなければ、無料で捨てることはできません。
リサイクル料金や運搬料金をかけてでも手間をかけたくない方におすすめです。
壊れた冷蔵庫は購入しても使用できないので、売れないでしょう。
しかし、わずかながら業者が買取を行う可能性もあります。
売れなくてもいいから試したいといった方以外は、他の方法で処分するのが無難です。
壊れてしまった冷蔵庫のさまざまな処分方法についてまとめてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
冷蔵庫などの大型家電は、比較的長持ちして日常生活に無くてはならないほど便利なものです。
しかし、いざ壊れてしまったら処分に手間取り、途端に厄介者になってしまいます。